MATERIAL SELECTION GUIDE

アクリルグッズの板材6種類
OEM担当者の選び方

透明、ホログラム、パール/雲柄、クラッシュ、水波紋、ラメを、見た目だけでなく印刷面・白版・ロット差・サンプル承認の観点から比較します。

ACRYLIC MATERIAL VIDEO / 6 SHEET TYPES
6 materials基本板材を同条件で比較
2 finishes箔・彩窓は追加工芸に分類
B2B checklistサンプルと見積もり項目
先に結論DIRECT ANSWER

透明板を基準に、反射・地色・表面凹凸・粒子のどれをデザイン効果として使うかを決めます。候補を1種類に絞る前に、実材サンプル、板厚、印刷面、白版、柄や粒子のロット差、SKU数、包装条件を固定してください。

START WITH THE DECISION

6種類の違いを先に比較

「きれいに見える板材」ではなく、「デザインの主役を邪魔せず、量産条件を固定できる板材」を選ぶのがポイントです。まず効果の仕組みと承認項目を切り分けます。

QUESTION 01何を主役にするか

印刷色、虹色反射、柔らかな地色、表面のゆらぎ、点状のきらめきから優先順位を決めます。

QUESTION 02どの光で確認するか

自然光、昼白色、暖色照明で見え方が変わる板材は、複数条件の承認写真を残します。

QUESTION 03何を仕様書に固定するか

材料番号、板厚、印刷面、白版、柄方向、粒子密度、許容差をSKU表に紐づけます。

板材見え方向いている企画発注前の確認
透明印刷と透明部が素直定番アクキー、アクスタ板厚、白版、表裏、透明窓
ホログラム角度で虹色反射限定版、イベント物販柄番号、反射方向、印刷干渉
パール/雲柄乳白色と柔らかな光沢上品、淡色、幻想的な企画実材名称、地色、透け、柄差
クラッシュ破片状のプリズム反射宝石、氷、幾何学表現柄サイズ、密度、重要部との重なり
水波紋凹凸による屈折水、海、雨、透明感平滑面、凹凸面、印刷可能面
ラメ粒子が点状に輝く祝祭、華やかなシリーズ粒子色、密度、粒径、印刷の読みやすさ
MATERIAL SAMPLE LIBRARY

各板材をサンプルで確認

透明アクリル板を使ったオリジナルキャラクターキーホルダー
CLEAR / 透明基準
01

透明アクリル|比較の基準

特殊板の効果を足す前に、透明板で印刷色、白版、透明部、カットラインを確認します。白版を抜くと色は透け、入れると発色が強くなるため、透明部と不透明部をデータ上で分けます。

  • 板厚と仕上がり寸法
  • 表刷り/裏刷り
  • 白版の全面・部分・なし
  • 穴位置とカットライン
ホログラム板とキーホルダーの角度による虹色反射
HOLOGRAM / 角度反射
02

ホログラム|顔と反射の競合を見る

虹色反射は限定感を出しやすい一方、顔・細線・小さな文字と重なると情報が読みにくくなります。正面写真だけではなく、複数光源で傾けた動画または承認写真を残します。

  • 柄番号と反射方向
  • 白版が反射を隠す範囲
  • 表面/裏面の見え方
  • 柄位置差の許容範囲
パール調の乳白色雲柄アクリルチャーム
PEARL / 雲柄
03

パール/雲柄|名称より実材番号

「雲母板」「パール」「雲柄」「マイカ調」は供給元ごとに意味が異なる場合があります。天然雲母の含有を名称だけで判断せず、材料名、地色、透過区分、サンプル番号で固定します。

  • 地色による印刷色の変化
  • 透過/不透過の区分
  • 柄の方向と個体差
  • ロット差の承認範囲
ガラス片風のプリズム柄を持つクラッシュ効果アクリル
CRUSH / プリズム柄
04

クラッシュ|本物のガラス片ではない

一般に、割れたガラスのように見えるホログラム/プリズム柄の表現です。板材は物理的に割れておらず、反射パターンが内部または効果層に見えます。重要な印刷部と強い反射が競合しないかを確認します。

  • 柄の大きさと密度
  • 反射色と柄位置
  • 顔・文字との重なり
  • 安全な端面と表面状態
平滑面と凹凸面を比較する水波紋アクリル板
RIPPLE / 表面凹凸
05

水波紋|印刷面と凹凸面を固定

水面のような凹凸が背景線や光をゆらして見せます。一面が平滑、一面が凹凸という構造でも、印刷可能面や凹凸の深さはメーカー共通ではありません。実材で表裏を指定します。

  • 平滑面/凹凸面
  • 印刷可能面と見え方
  • 凹凸の深さと手触り
  • 背景線のゆがみ量
細かな銀色粒子を含むラメ入りアクリルキーホルダー
GLITTER / 板内粒子
06

ラメ入り|粒子密度と余白を見る

ホログラムが面やパターンとして反射するのに対し、ラメは粒子が点状に輝きます。SKUごとに印刷面積が違う場合、ラメが見える透明余白も変わるため、シリーズ全体で比較します。

  • 粒子色・粒径・密度
  • 透明余白の見え方
  • 淡色・細線の読みやすさ
  • SKU間の印刷面積差
ADDITIONAL FINISHES

立体箔と彩窓は、板材とは別に指定

浮き出し感のある箔とステンドグラス風の彩窓は、7種類目・8種類目の板材ではありません。板材を選んだ後に、箔版、白版、透明色、加工位置、量産時の許容範囲を追加仕様として固定します。

金色の浅い立体箔を施したアクリルプレート
RAISED FOIL / HOT COLOR

浮き出し箔・立体箔(烫色)

金属色やカラー箔をアクリル表面に追加し、浅い盛り上がりを見せる表現です。「箔押し」「デジタル箔」「浮き出し」は設備によって工法が異なるため、名称だけでなく実際の加工方式とサンプルを確認します。

  • 箔版はカラー版と分け、単色の独立レイヤーで管理
  • 箔色、光沢、表裏、対象範囲、盛り上がり高さ
  • 細線・小点・抜き、印刷との位置ずれ、端部の再現
  • 穴・金具・カット端との距離、摩擦、包装時の接触
透明色と白版を使い分けたステンドグラス風アクリル
STAINED GLASS / TRANSPARENT COLOR

彩窓・ステンドグラス風

透明色で透かす部分と、白版で発色を強くする部分を分ける印刷設計です。白版を抜いた領域は背景色と光源の影響を受けるため、画面表示だけで承認しません。

  • 透明色・白版・不透明部を別レイヤーで指定
  • 白背景、暗背景、逆光で透過と色を比較
  • 表刷り/裏刷りと見る側を固定
  • 量産前に材料番号と白版マスクを承認
SUPPLIER-SPECIFIC COMPATIBILITY

彩窓効果に対応する4種類

提供された加工条件では、彩窓効果は次の4板材が対象です。すべての工場・インク・設備に共通する仕様ではないため、見積もり時に実材番号と対応可否を再確認します。

板材彩窓効果承認時の重点
透明対応透明色、白版、背景色の影響
ラメ対応粒子と透明色・細線の重なり
クラッシュ対応プリズム柄と色面の競合
水波紋対応凹凸面、印刷面、透過時のゆがみ
ホログラム対象外今回の提供仕様では彩窓対象に含めない
パール/雲柄対象外今回の提供仕様では彩窓対象に含めない
PURCHASING DECISION

デザイン目的から板材を選ぶ

企画の目的第一候補比較候補注意点
印刷色と輪郭を優先透明パール白版と透明部を先に設計
角度で強く光らせたいホログラムクラッシュ顔・文字との干渉を確認
柔らかく上品に見せたいパール/雲柄細粒ラメ地色による色変化を確認
氷・宝石・光線を表現クラッシュホログラム柄密度を実材で承認
水やゆらぎを表現水波紋透明+透過印刷印刷面と凹凸面を固定
点状のきらめきを足すラメホログラム粒子密度と読みやすさ
B2B PROCUREMENT & PRODUCTION

調達担当が量産前に確認する専門項目

板材の見た目だけで発注すると、見積もり条件、入稿データ、承認サンプル、量産検品の基準が分かれます。発注前に次の4つを一つの仕様書へまとめます。

01 / RFQ

比較見積もりの条件を統一

商品形式、完成サイズ、板厚、数量、SKU内訳、板材番号、印刷面、白版、金具、個装、JAN、納品条件を同じにして比較します。

02 / ARTWORK

制作データをレイヤーで分離

カラー、白版、カットライン、穴位置、裏面、箔版を判別できる状態で保存します。工場テンプレートと最小線幅などの個別条件を優先します。

03 / GOLDEN SAMPLE

承認サンプルを量産基準にする

材料番号、色、透明部、白版ずれ、箔位置、寸法、端面、穴・金具、包装を写真とコメントで固定し、量産品との比較基準にします。

04 / QC & PACKING

外観・寸法・機能・包装を分ける

傷、気泡、欠け、端面の曇りや焦げ、印刷・白版ずれ、穴位置、金具、保護フィルム、SKU/JAN、外箱表示を項目別に判定します。

01仕様・見積
02データ確認
03サンプル承認
04量産中確認
05検品・包装
SAMPLE APPROVAL

量産前サンプルで固定する8項目

写真だけで判断せず、可能なら実物サンプルと承認写真をセットで残します。複数SKUでは材料番号をSKU表に記載し、別板材の混入を防ぎます。

Sample approval checklist

01材料名・色・柄・サンプル番号
02仕上がり寸法・板厚・カット形状
03表面/裏面と印刷方向
04カラー版・白版・透明部
05確認する光源と角度
06穴位置・金具・台座との嵌合
07傷・端面・保護フィルム・個装
08柄位置・粒子・色・ロット差の許容
REQUEST FOR QUOTATION

見積もり依頼に必要な情報

材料だけ違う見積もりを比較するには、サイズ、数量、印刷、金具、個装、検品条件を同じにします。次の項目を一つの仕様表にまとめてください。

商品形式、仕上がりサイズ、板厚候補
数量、SKU数、SKU別内訳
希望板材、サンプル番号、代替候補
片面/両面、印刷方向、白版範囲
カットライン、穴位置、金具・台座
箔、彩窓などの追加工芸
個装、台紙、SKUラベル、外箱
販売国、必要資料、納期、検品条件
DOWNLOADABLE BUYER TOOL

社内打合せ用PDFをダウンロード

6板材の比較、立体箔と彩窓の仕様、彩窓対応4板材、入稿レイヤー、サンプル承認、RFQ、検品・包装を一つの資料にまとめました。印刷して、企画・デザイン・購買・品質担当の確認欄として使えます。

  • 板材・追加工芸の選定表
  • 量産前サンプル承認チェック
  • 見積もり依頼と検品・包装メモ
PDFA4 / 日本語取引先との仕様確認・社内回覧用PDF資料をダウンロード
BUYER QUESTIONS

よくある質問

最も一般的な板材はどれですか?

透明アクリルが比較の基準になりやすい板材です。ただし、板厚、透明度、キャスト/押出、印刷面は工場仕様によって異なるため、実材と仕様を確認します。

特殊アクリル板は透明板より必ず高いですか?

必ずとは言えません。材料、在庫、数量、SKU、歩留まり、印刷、追加工芸、包装、検品条件をそろえた比較見積もりが必要です。

ホログラムとラメの違いは何ですか?

ホログラムは面やパターンが角度に応じて反射し、ラメは粒子が点状に輝く見え方が基本です。商品名ではなく実材サンプルで承認します。

「雲母板」は天然雲母を含む板ですか?

名称だけでは判断できません。配合や外観は供給元ごとに異なるため、材料証明とサンプル番号を確認してください。

クラッシュ効果にはガラス片が入っていますか?

通常は割れたガラスのように見せるホログラム/プリズム柄の呼称です。本物のガラス片を含むと推定せず、材料仕様書で確認します。

水波紋アクリルはどちら側に印刷しますか?

製品と設備によって異なります。平滑面と凹凸面、印刷可能面、表裏の見え方を工場の実材サンプルで指定してください。

彩窓効果はどの板材で作れますか?

今回提供されたサプライヤー仕様では、透明、ラメ、クラッシュ、水波紋の4種類が対象です。ホログラムとパール/雲柄は対象外です。全工場共通ではないため、材料番号、白版、インク、設備を見積もり時に再確認します。

浮彫り烫色・立体箔は通常の箔押しと同じですか?

名称だけでは同じと判断できません。熱転写、デジタル箔、盛り上げ、型を使う浮き出しなど、工法と再現条件が異なります。箔色、型、線幅、位置ずれ、盛り上がり、耐摩擦性を実物サンプルで承認します。

量産前に最低限そろえる資料は何ですか?

完成サイズ、板厚、数量・SKU内訳、材料番号、カラー・白版・カット・穴・箔の各データ、金具、包装、JAN、納品条件、承認サンプル記録を同じ仕様書にまとめます。

NEXT STEP

板材を決める前に、実材とアートワークを同時に確認

商品形式、サイズ、数量、SKU数、希望板材、入稿データ、個装条件をお送りください。透明板を含む2〜3案で、サンプルと比較見積もりに必要な確認項目を整理します。

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