ランダム封入で最初に決めるべきこと
ランダム封入は「袋に入れる作業」だけではありません。販売設計、SKU数量、混率許容差、封入順、箱単位の照合方法まで先に決めることで、量産後の混入・偏り・数量違いを減らせます。
1. 混率の設計
賞区分、SKU数、総数量、販売単位、箱入れ単位を整理し、案件別に許容差と再確認条件を決めます。
2. SKUの隔離
封入前にSKUをトレー、色札、作業表で分け、似た絵柄や色違いの混入を防ぐ工程を作ります。
3. 出荷前照合
封入後は袋数、箱数、JAN、外箱ラベル、ロット記録を照合し、必要に応じてレポート化します。
公開ページで約束できる範囲を、案件別に明確にします
ランダム封入は販売トラブルに直結しやすいため、強い実績数字や認証名だけを前面に出すよりも、量産前に確認できる項目を具体化することが重要です。当社では、提出可能な資料、必要な試験、検品範囲、包装仕様を案件ごとに整理します。
確認できる管理項目
規格・法規:REACH、RoHS、食品接触、T/CPQS などは商品材質と販売国に合わせて、必要資料の可否を確認します。
工場・工程:切断、印刷、組立、封入、検品、包装のどこを確認対象にするかを量産前に決めます。
報告形式:写真、数量表、ロットメモ、Excel/PDF形式など、必要な証跡を案件別に指定できます。
お客様の課題を、量産前の管理項目に置き換えます
抽選企画、ブラインド販売、イベント販売、EC出荷では、混率・SKU・包装・外箱・納品先のズレが後から大きな手戻りになります。見積もり段階から確認表に落とし込むことで、工場側と企画側の認識差を減らします。
| 起こりやすい課題 | 量産前に決めること | 出荷前に確認すること |
|---|---|---|
| 混率が販売計画と合わない | 賞区分、SKU数量、端数処理、許容差、再確認条件。 | 封入数、箱単位、ロット単位の照合記録。 |
| 似た絵柄・色違いを入れ違える | SKUコード、色札、トレー、作業表、封入順。 | 封入前・封入後・箱入れ後の二重確認。 |
| 袋や台紙で中身が分かってしまう | 袋材質、厚み、内面色、台紙有無、封口位置。 | サンプル写真、透け確認、封口強度、JAN位置。 |
| 外箱ラベルと中身が合わない | JAN/EAN/UPC、SKU表、箱入数、納品先、箱番。 | 外箱ラベル、箱数表、出荷書類、DDP条件。 |
くじ・ブラインド販売で起こりやすい問題を先回りします
混率が予定とずれる:総数量、SKU数量、箱単位、端数処理を先に決め、封入後の照合単位を明確にします。
似たSKUを入れ違える:色違い、表情違い、台紙違いをトレー分けし、作業指示書と二重確認で管理します。
中身が透ける:袋材質、内面色、台紙有無をサンプル段階で確認し、販売方法に合う包装を選びます。
外箱・JANが合わない:個包装、台紙、JAN、外箱ラベル、箱数を同じSKU表で照合します。

ランダム封入・混率管理の実務設計
保証値を先に強く出すのではなく、どの単位で数え、どこまでを許容し、ずれた場合にどう再確認するかを案件ごとに決めます。
混率管理ダッシュボード例
賞区分、SKU別数量、箱単位、端数処理を表にします。
抜取、箱単位、ロット単位など確認範囲を決めます。
許容差を超える場合の再検査、補正、報告条件を先に決めます。

| 混率表に入れる項目 | 確認内容 | 公開ページでの表現 |
|---|---|---|
| 賞区分・SKU数 | A賞、B賞、通常賞、色違い、絵柄違いなどをSKU単位で分けます。 | 案件ごとのSKU表として管理します。 |
| 計画数量・端数処理 | 総数量、箱入数、端数、予備数、サンプル控えを確認します。 | 量産前に箱単位まで整理します。 |
| 許容差・再確認条件 | 完全ゼロ保証ではなく、どの差分で再確認するかを決めます。 | 合意した許容差と再検査条件で管理します。 |
| 出荷レポート | 写真、Excel、PDF、ロットメモなど必要な証跡を指定します。 | 必要に応じて案件別に提出可否を確認します。 |

ブラインド袋・OPP・台紙を販売方法に合わせて選びます
中身を見せる通常OPP、見せないブラインド袋、台紙付き袋、箱入りなど、販売チャネルと検品方法によって適切な包装が変わります。
対応しやすい商品と確認ポイント
| カテゴリ | 向いている販売方法 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| アクリルスタンド・アクリルチャーム | くじ景品、ブラインド袋、BOX販売 | 台座有無、保護フィルム、袋サイズ、絵柄違いの仕分け。 |
| アクリルキーホルダー | ランダム封入、イベント販売、ECセット | 金具種類、OPP向き、台紙、JAN位置、封入前の金具傷確認。 |
| アクリルカード・小型パーツ | トレーディング形式、複数枚セット | 反り、角欠け、印刷面保護、枚数照合、袋内の擦れ対策。 |
| 缶バッジ・紙カード同梱 | くじ景品、セット販売、特典封入 | 材質差、擦れ、袋内の向き、アクリルとの接触面、数量照合。 |
| LED台座・複合グッズ | 高単価景品、BOX販売、EC限定セット | 電装部品の仕様、個別保護、同梱順、外箱表示、必要資料の確認。 |
| ブラインドボックス一式 | 箱入りランダム、店舗販売、イベント販売 | 外箱、内袋、封入物、JAN、BOX内配分、カートン配分まで一括確認。 |
| 同梱グッズ・複合セット | 缶バッジや紙カードとの組み合わせ | アクリル以外の同梱品は材質・検品・包装条件を案件別に確認。 |
仕様確認から出荷前検品まで、確認点を段階ごとに分けます
ランダム封入では、アクリル本体の品質だけでなく、袋、台紙、封入順、箱数、出荷書類まで同じ管理表で見る必要があります。以下は案件別に調整する品質管理フローの例です。
| 段階 | 主な確認項目 | ランダム封入で見る点 |
|---|---|---|
| 仕様確認 | 図面、サイズ、厚み、印刷、金具、包装。 | SKU数、賞区分、混率表、販売単位、納品先。 |
| サンプル | 外観、寸法、色、袋材質、台紙、JAN位置。 | 透け、袋サイズ、台紙の向き、封入順、箱入れ方法。 |
| 量産準備 | 承認サンプル、作業指示書、検品基準書。 | SKUトレー、色札、混率表、封入担当範囲。 |
| 工程内確認 | 印刷、カット、組立、袋入れ、封口。 | 似たSKUの隔離、袋内の向き、封口抜け。 |
| 出荷前検品 | 外観、数量、包装、ラベル、外箱。 | 袋数、箱数、JAN、外箱ラベル、ロット記録。 |
| 出荷・DDP | 箱番、配送先、出荷書類、通関条件。 | 納品先別配分、カートンリスト、DDP条件。 |
箱単位まで追える封入・出荷設計
袋単位だけでなく、内箱、外箱、ロット、納品先単位で照合できるように、箱数表と外箱ラベルを合わせます。イベント会場、倉庫、EC出荷など納品先が分かれる案件でも相談できます。

ご相談から日本DDP納品まで
商品イメージ、数量、希望納品先、販売方法を確認します。
サイズ、厚み、金具、台紙、袋、箱入れ条件を整理します。
SKUコード、絵柄、色、JAN、数量、箱入数を一覧化します。
賞区分、計画数量、端数処理、許容差、再確認条件を決めます。
包装、検品範囲、レポート有無、DDP条件を見積もりに反映します。
袋材質、透け、台紙、JAN位置、箱入れ方法をサンプルで確認します。
承認サンプル、色見本、封入見本を量産基準として残します。
作業指示書、封入指示書、検品基準書、トレー分けを準備します。
SKU分け、封入順、袋向き、封口を工程内で確認します。
袋数、箱数、JAN、外箱ラベル、ロット記録を照合します。
箱番、カートンリスト、必要書類、納品先別配分を確認します。
指定倉庫・イベント会場・EC倉庫など納品条件を案件別に確認します。

混入ミスを減らすための二重確認
作業者だけに頼らず、SKU表、封入表、箱数表を同じ基準で照合します。色違い、絵柄違い、台紙違いが多い案件では、封入前・封入後・箱入れ後のチェックポイントを増やします。
見積もり前にあると早い資料
商品データ、サイズ、厚み、金具、台紙、袋仕様。
SKU一覧、希望混率、総数量、箱入れ単位、納品先。
JAN/EAN/UPC、外箱ラベル、検品基準、DDP希望条件。

ランダム封入OEMのよくある質問
ランダム封入の混率はどのように決めますか?
賞区分、SKU数、総数量、販売単位、箱入れ単位を確認し、案件ごとに混率表と許容差を決めます。確定後は封入指示書と照合表に落とし込みます。
混率の誤差を完全にゼロにできますか?
量産では完全なゼロ保証ではなく、事前に合意した許容差、抜取方法、再確認条件で管理します。必要に応じてロット単位の照合レポートを提出できます。
ブラインド袋の中身が透けないようにできますか?
袋材質、厚み、内面色、台紙の有無をサンプル段階で確認します。透明OPPではなくアルミ調袋や不透明袋を選ぶなど、案件条件に合わせます。
JANシールや外箱ラベルも一緒に対応できますか?
支給されたJAN/EAN/UPC、SKU表、台紙データ、外箱数量に基づき、ラベル出力、貼付位置、スキャン確認、外箱ラベル照合まで対応できます。
小ロットのランダム封入も相談できますか?
可能です。数量、SKU数、封入方式、検品範囲によって手封入と治具・半自動工程を使い分けます。まずは希望数量と混率表をご共有ください。
日本DDP納品まで一括で相談できますか?
はい。個包装、箱入れ、外箱ラベル、出荷前検品、必要書類、日本側指定倉庫へのDDP納品条件まで、案件別に確認して進行します。
検品基準書はどのタイミングで決めますか?
見積もり後からサンプル承認前までに、外観、寸法、印刷、封入、包装、外箱、ラベルの確認項目を整理します。量産前に双方で確認できる形にしておくと、出荷前検品の判断が安定します。
サンプルと量産品の差をどう確認しますか?
承認サンプル、色見本、袋仕様、台紙、JAN位置を量産時の照合基準として残します。量産中は工程内確認と出荷前確認で、サンプルとの差が案件基準内かを見ます。
日本語で仕様確認や進行管理はできますか?
日本語での仕様確認、見積もり条件整理、修正指示、出荷前確認のやり取りに対応できます。図面やSKU表に不明点がある場合は、量産前に確認リスト化します。
納期はどのくらいで考えればよいですか?
数量、SKU数、袋仕様、サンプル修正回数、検品範囲、DDP条件によって変わります。公開ページでは固定日数を保証せず、案件ごとにサンプル予定と量産予定を分けて確認します。
混率表とSKU一覧があれば、封入設計まで早く確認できます
まずは商品画像、数量、SKU数、希望混率、包装方法をお送りください。量産前に確認すべきリスクと、包装・検品・DDP納品までの進め方を整理します。
あわせて確認したいページ
関連ページ:ランダム封入でお守り型SKUを扱う場合は、アクリルお守りチャーム OEM の混率表・JAN・台紙包装も合わせて設計します。
関連ページ:ブラインド販売や混率管理を行う場合は、海外イベント向けランダム封入 の販売準備も確認できます。
関連ページ:ランダム封入では、ランダム封入前の検品基準 と合わせてSKU照合や数量確認を設計できます。
関連ページ:ブラインド販売や複数SKUでは、ランダム封入用JAN管理 と合わせてラベル・台紙条件を整理できます。
