企画・調達担当者向け
イベント納品日から逆算する
アクリルグッズOEMスケジュール
4つの日付を分けると、見落としやすい承認・検品・搬入の締切が見えます。

先に結論
基準日はイベント当日ではなく、販売準備に間に合う最終受入日
アクリルグッズOEMの納期は、公開されている「量産○日」だけでは設計できません。まず倉庫受入日または会場搬入日を D0 とし、そこから輸送・通関、検品・包装、量産、量産前承認、サンプル・修正、見積・仕様確定の順に、案件ごとの日数と予備日を引きます。
商品種類、数量、SKU数、特殊加工、包装、監修方法、納品先が未定なら、空欄のまま進めず「誰が・いつ決めるか」を工程表へ入れます。これが、固定日数に頼るより実務的な逆算です。
日付を分ける発売、搬入、倉庫受入、工場出荷を同じ「納品日」にしない。
起算点を確認入稿、データチェック完了、校了、出荷のどこから数える納期か確認する。
予備日を分散輸送だけでなく、承認、量産、検品・包装にも予備日を置く。
PRODUCT VIDEO · 00:53
まず動画で、形状・金具・台座の違いを確認
キーホルダー、スタンド、ジオラマ風の組立て品などを一つの映像で確認できます。見積依頼では、「アクリル製品」だけでなく、本体構造、金具、台座、パーツ点数まで伝えると工程がずれにくくなります。
DATE DEFINITIONS
「納品日」を4つの日付に分ける
販売日と受入日は同じではありません。倉庫での検収、店舗別仕分け、会場の搬入予約、設営がある案件では、イベント当日から逆算を始めると最後の作業が抜けます。
| 日付 | 意味 | 先に確認すること | 担当 |
|---|---|---|---|
| イベント日・発売日 | 販売・配布を始める日 | 設営、EC出荷開始、販売準備の締切 | 企画・販売 |
| 会場搬入日 | 会場や運営倉庫が荷物を受け取る日 | 搬入予約、時間帯、車両、荷姿、伝票 | イベント運営 |
| 倉庫受入日(D0) | 日本側倉庫で検収を開始できる日 | 営業日、予約、入庫ラベル、SKU別数量、検収時間 | 物流・倉庫 |
| 工場出荷日 | 完成品を工場から引き渡す日 | 輸送条件、通関書類、カートン明細、分納 | 工場・物流 |
実務の基準: 原則として「販売準備に間に合う最終受入日」を D0 に置きます。倉庫を使わない場合は、会場や指定先で受入可能な日時を基準にします。
PRODUCT ROUTES
商品分類で変わる、先に固定したい仕様
同じアクリルグッズでも、部品点数、組立、厚み、包装、検品の焦点は異なります。最初に商品タイプを分け、共通仕様とSKUごとの差分を整理すると、見積と工程表を比較しやすくなります。

SPECIFICATION IMPACT
素材・加工は、サンプル前に候補と決定期限を置く
特殊加工を選ぶこと自体が遅延原因なのではありません。材料手配、試作方法、印刷レイヤー、加工後の確認項目が標準仕様と異なるのに、決定が後ろへずれることが問題です。

BACKWARD PLAN
D0から引く、アクリルグッズOEMの逆算工程表
各日数は、候補工場の最新見積で確認した値を入力します。「量産10営業日」と「日本倉庫に10日で届く」は同じ意味ではありません。営業日かカレンダー日か、起算点と終了点、包装・検品・輸送を含むかをそろえて比較します。
| 逆算順 | 工程ゲート | ここで確定すること | 入力する期間 | 遅れやすい条件 |
|---|---|---|---|---|
| D0 | 倉庫受入・会場搬入 | 受入完了、検収開始 | 基準日を固定 | 搬入予約、休日、時間指定、入庫ラベル |
| D−1 | 輸送・通関 | 輸送条件、通関書類、最終配送 | 物流会社の提示日数+予備日 | 便変更、通関確認、分納、遠隔地配送 |
| D−2 | 検品・包装 | 外観基準、個包装、JAN、箱割り | 数量・SKU・包装別に確認 | 多SKU、ブラインド、台紙、貼付、再作業 |
| D−3 | 量産 | 数量、材料、印刷、加工、組立 | 校了後の営業日数を確認 | 数量増、材料待ち、特殊加工、工場混雑 |
| D−4 | 量産前承認 | 承認版、色・白版、包装見本、検品基準 | 社内・版元の回答日数 | 承認者不在、指示の分散、版番号不明 |
| D−5 | サンプル・修正 | 現物確認、修正範囲、再サンプル要否 | 製作・配送・確認・修正を分ける | 複数SKU、特殊素材、色調整、台座・金具変更 |
| D−6 | 見積・仕様確定 | 商品、サイズ、数量、SKU、加工、包装、納品先 | 未定項目の決定日も入れる | データ不備、数量変更、包装後決め |
WORKED EXAMPLE
C109を例にした逆算スケジュール
以下は、2026年12月18日を日本側倉庫の受入目標に置いた説明用の一例です。現物サンプル1回、修正判断1回、日本向け個包装・SKU仕分け、国際輸送を想定しています。CharacterCraftGiftの確約納期ではなく、実案件では仕様と最新の工場・物流条件で置き換えます。
- 相談・概算条件を共有
商品タイプ、希望数量、SKU、包装、倉庫受入日、承認ルートを共有。
- 仕様と入稿データを確定
サイズ、厚み、印刷面、白版、カットライン、台座・金具、加工候補を固定。
- サンプル到着・確認開始
色、白版、カット、台座・金具、保護フィルム、包装との干渉を確認。
- 量産前承認
修正反映版、SKU別数量、包装見本、検品基準、版番号を承認。
- 量産完了の目標
実際の量産期間は数量、加工、工場稼働と起算点を見積時に確認。
- 検品・包装・箱割り完了
SKU照合、台紙・OPP、外箱表示、納品先別カートンを確認。
- 日本側倉庫受入 D0
イベント前に検収、差異確認、会場別仕分けを行う時間を残す。
APPROVAL GATE
サンプル承認を「見る作業」で終わらせない
量産開始の条件は「サンプルが届いたこと」ではなく、どの版を、誰が、何を基準に承認したかが記録されていることです。写真だけで判断できる項目と、厚み・透明感・台座の差し込み・金具・包装状態など現物で確認したい項目を分けます。

承認記録に残す
- サンプルまたはデータの版番号
- 確認した日付と承認者
- 色、白版、印刷位置、カット、厚み
- 台座差し込み、穴位置、金具、表裏
- 包装見本と保護フィルム
修正時に決める
- 量産前に再サンプルが必要な項目
- 写真確認で閉じられる項目
- 影響するSKUと共通仕様
- 古い版を使わない識別方法
- 回答期限と次工程への影響
SKU & PACKING
複数SKU・台紙・JANは、量産後の付帯作業ではない
イベント物販では、商品本体が完成しても、台紙差し替え、OPP封入、JAN貼付、ブラインド封入、店舗別仕分け、外箱表示が残ります。SKUが増えるほど、数量照合と箱割りの工程も増えるため、見積時から商品本体と包装を同じ工程表で管理します。

FREIGHT & RECEIPT
輸送日数より先に、どこまでを納期に含むか確認する
工場出荷、空港・港への搬入、日本到着、輸入通関、国内配送、倉庫受入は別の時点です。「航空○日」「船便○日」だけで比較せず、ドア・ツー・ドアか、関税・税・通関手数料を誰が負担するか、最終配送と入庫予約を含むかを確認します。

見積時
候補の輸送方法、貿易条件、納品先、分納、概算重量・体積を共有。
量産前
包装とカートン仕様、箱入数、通関資料、倉庫予約条件を確定。
出荷前
完成数量、カートン明細、外箱表示、集荷日、追跡・連絡方法を照合。
受入時
外装、箱数、SKU差異、検収範囲、会場別の再仕分け期限を確認。
DELAY DECISIONS
遅れたときは、残り日数ではなく変更できる条件を決める
工程が遅れたあとに「急いでください」だけでは、品質・費用・納期の判断ができません。動かせない日付、守る仕様、変更できる範囲を分け、次の判断を記録します。
| 起きたこと | 最初に確認 | 選択肢の例 | 変えない条件 |
|---|---|---|---|
| 入稿データの不備 | 白版、カット、表裏、SKU差分 | 不備SKUだけ分ける/加工を標準化 | 権利・表示・安全に関わる内容 |
| サンプル修正が必要 | 量産影響と再サンプル要否 | 共通仕様を先に承認/承認方法を分ける | 外観基準と承認履歴 |
| 材料・加工の待ち | 対象SKU、代替素材、見え方 | 標準素材へ変更/一部SKUを分納 | 無断代替をしない |
| 包装工程が重い | 台紙、JAN、アソート、箱割り | 納品先を集約/包装仕様を簡素化 | 販売表示とSKU識別 |
| 輸送リスクが上がった | 完成日、体積、通関、最終配送 | 便の変更/分納/受入先の調整 | 費用負担と責任範囲を文書化 |
RFQ CHECKLIST
見積もり前に共有する情報
すべて確定していなくても相談できます。未定項目は隠さず、候補と決定予定日を併記すると、暫定工程と確定工程を分けられます。
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RELATED ACRYLIC GUIDES
次に確認するアクリル製品・量産ガイド
FAQ
アクリルグッズOEMの納期でよくある質問
イベントの何日前に相談すればよいですか?
一律の日数では決められません。まず倉庫受入日を固定し、輸送・通関、検品・包装、量産、承認、サンプル・修正、仕様確定の各期間と予備日を、商品・数量・SKU・加工・包装条件に合わせて逆算します。未確定項目が多いほど、早い段階で相談する意味があります。
デザインが完成していなくても工程表を作れますか?
作れます。商品タイプ、サイズ感、数量、SKU数、包装、納品先、希望受入日を共有し、未完成のデータには決定予定日を置きます。暫定工程と確定工程を分けることで、後から決めてもよい項目と先に固定すべき項目が見えます。
サンプルを省略すれば短納期になりますか?
工程が一つ減る可能性はありますが、色、白版、カット、厚み、台座、金具、包装状態などの確認機会も減ります。省略可否は商品の複雑さ、販売条件、承認ルールとリスク許容度をもとに案件ごとに判断し、確認方法を文書化してください。
複数SKUはどの工程に影響しますか?
データ差分、SKU別サンプル承認、数量配分、台紙・JAN、アソート、検品、箱割り、納品先別仕分けに影響します。共通仕様とSKU差分を分け、各SKUの承認状態を一覧で管理します。
版権監修は製造納期に含めてよいですか?
自動的には含めません。権利元の確認、社内承認、修正回答は製造側で制御できないため、担当者と回答期限を別レーンで置き、量産前承認の締切へ接続します。
航空便と船便はいつ決めますか?
見積時に候補を出し、遅くとも量産前には数量、体積、重量、費用、納品先、通関・最終配送条件を含めて確認します。量産後の変更は費用、カートン、受入日に影響する場合があります。
見積もり相談には何を送ればよいですか?
希望する倉庫受入日、商品タイプ、サイズ・厚み、数量・SKU、素材・加工、入稿データの状態、サンプル承認方法、包装、検品、納品先、分納・輸送条件を共有してください。未定項目には候補と決定予定日を添えます。
PROJECT SCHEDULE REVIEW
希望納期から、仕様・承認・量産・納品の締切を整理します
イベント名、倉庫受入希望日、商品タイプ、数量・SKU、包装、承認方法、納品先をご共有ください。未確定項目がある段階でも、先に決める項目と確認期限を整理できます。
希望納期から相談する →