先に結論

基準日はイベント当日ではなく、販売準備に間に合う最終受入日

アクリルグッズOEMの納期は、公開されている「量産○日」だけでは設計できません。まず倉庫受入日または会場搬入日を D0 とし、そこから輸送・通関、検品・包装、量産、量産前承認、サンプル・修正、見積・仕様確定の順に、案件ごとの日数と予備日を引きます。

商品種類、数量、SKU数、特殊加工、包装、監修方法、納品先が未定なら、空欄のまま進めず「誰が・いつ決めるか」を工程表へ入れます。これが、固定日数に頼るより実務的な逆算です。

1

日付を分ける発売、搬入、倉庫受入、工場出荷を同じ「納品日」にしない。

2

起算点を確認入稿、データチェック完了、校了、出荷のどこから数える納期か確認する。

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予備日を分散輸送だけでなく、承認、量産、検品・包装にも予備日を置く。

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DATE DEFINITIONS

「納品日」を4つの日付に分ける

販売日と受入日は同じではありません。倉庫での検収、店舗別仕分け、会場の搬入予約、設営がある案件では、イベント当日から逆算を始めると最後の作業が抜けます。

日付意味先に確認すること担当
イベント日・発売日販売・配布を始める日設営、EC出荷開始、販売準備の締切企画・販売
会場搬入日会場や運営倉庫が荷物を受け取る日搬入予約、時間帯、車両、荷姿、伝票イベント運営
倉庫受入日(D0)日本側倉庫で検収を開始できる日営業日、予約、入庫ラベル、SKU別数量、検収時間物流・倉庫
工場出荷日完成品を工場から引き渡す日輸送条件、通関書類、カートン明細、分納工場・物流

実務の基準: 原則として「販売準備に間に合う最終受入日」を D0 に置きます。倉庫を使わない場合は、会場や指定先で受入可能な日時を基準にします。

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PRODUCT ROUTES

商品分類で変わる、先に固定したい仕様

同じアクリルグッズでも、部品点数、組立、厚み、包装、検品の焦点は異なります。最初に商品タイプを分け、共通仕様とSKUごとの差分を整理すると、見積と工程表を比較しやすくなります。

アクリルスタンド、キーホルダー、チャーム、ブロックなどCharacterCraftGiftのアクリルグッズ商品例
形状だけでなく、台座・金具・厚み・個包装・外箱まで商品別に確認します。
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SPECIFICATION IMPACT

素材・加工は、サンプル前に候補と決定期限を置く

特殊加工を選ぶこと自体が遅延原因なのではありません。材料手配、試作方法、印刷レイヤー、加工後の確認項目が標準仕様と異なるのに、決定が後ろへずれることが問題です。

アクリル板の素材、厚み、透明感と加工条件を量産前に確認する様子
候補素材を同じデザイン条件で比較し、量産へ進める仕様をサンプル前後で固定します。

標準の透明アクリル

厚み、印刷面、白版、カットライン、保護フィルムを先に固定します。

素材と厚みの選び方

カラー・透光素材

素材色と印刷色、白版の範囲、透け方を現物または指定条件で確認します。

素材別ページを探す

ホログラム・オーロラ

材料の候補、柄の向き、白版、角度で変わる見え方をサンプル条件に入れます。

ホログラム / オーロラ

箔・樹脂盛り・流砂など

追加工程、乾燥・封止、外観確認、包装干渉の有無を見積時に分けて確認します。

加工と量産設計を見る
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BACKWARD PLAN

D0から引く、アクリルグッズOEMの逆算工程表

問い合わせ期限=希望受入日 D0輸送・通関検品・包装量産承認サンプル・修正仕様確定工程別予備日

各日数は、候補工場の最新見積で確認した値を入力します。「量産10営業日」と「日本倉庫に10日で届く」は同じ意味ではありません。営業日かカレンダー日か、起算点と終了点、包装・検品・輸送を含むかをそろえて比較します。

逆算順工程ゲートここで確定すること入力する期間遅れやすい条件
D0倉庫受入・会場搬入受入完了、検収開始基準日を固定搬入予約、休日、時間指定、入庫ラベル
D−1輸送・通関輸送条件、通関書類、最終配送物流会社の提示日数+予備日便変更、通関確認、分納、遠隔地配送
D−2検品・包装外観基準、個包装、JAN、箱割り数量・SKU・包装別に確認多SKU、ブラインド、台紙、貼付、再作業
D−3量産数量、材料、印刷、加工、組立校了後の営業日数を確認数量増、材料待ち、特殊加工、工場混雑
D−4量産前承認承認版、色・白版、包装見本、検品基準社内・版元の回答日数承認者不在、指示の分散、版番号不明
D−5サンプル・修正現物確認、修正範囲、再サンプル要否製作・配送・確認・修正を分ける複数SKU、特殊素材、色調整、台座・金具変更
D−6見積・仕様確定商品、サイズ、数量、SKU、加工、包装、納品先未定項目の決定日も入れるデータ不備、数量変更、包装後決め
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WORKED EXAMPLE

C109を例にした逆算スケジュール

EVENTC109

2026年12月29日〜31日
東京ビッグサイトで開催予定。日程はコミックマーケット公式案内を参照しています。

公式サイトを確認

以下は、2026年12月18日を日本側倉庫の受入目標に置いた説明用の一例です。現物サンプル1回、修正判断1回、日本向け個包装・SKU仕分け、国際輸送を想定しています。CharacterCraftGiftの確約納期ではなく、実案件では仕様と最新の工場・物流条件で置き換えます。

  1. 相談・概算条件を共有

    商品タイプ、希望数量、SKU、包装、倉庫受入日、承認ルートを共有。

  2. 仕様と入稿データを確定

    サイズ、厚み、印刷面、白版、カットライン、台座・金具、加工候補を固定。

  3. サンプル到着・確認開始

    色、白版、カット、台座・金具、保護フィルム、包装との干渉を確認。

  4. 量産前承認

    修正反映版、SKU別数量、包装見本、検品基準、版番号を承認。

  5. 量産完了の目標

    実際の量産期間は数量、加工、工場稼働と起算点を見積時に確認。

  6. 検品・包装・箱割り完了

    SKU照合、台紙・OPP、外箱表示、納品先別カートンを確認。

  7. 日本側倉庫受入 D0

    イベント前に検収、差異確認、会場別仕分けを行う時間を残す。

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APPROVAL GATE

サンプル承認を「見る作業」で終わらせない

量産開始の条件は「サンプルが届いたこと」ではなく、どの版を、誰が、何を基準に承認したかが記録されていることです。写真だけで判断できる項目と、厚み・透明感・台座の差し込み・金具・包装状態など現物で確認したい項目を分けます。

白手袋を着用した担当者が印刷仕様書と色見本の上でアクリルスタンドの仕上がりを確認する様子
承認対象を同じ照明・背景で比較し、版番号、修正点、量産可否を一つの記録へまとめます。

承認記録に残す

  • サンプルまたはデータの版番号
  • 確認した日付と承認者
  • 色、白版、印刷位置、カット、厚み
  • 台座差し込み、穴位置、金具、表裏
  • 包装見本と保護フィルム

修正時に決める

  • 量産前に再サンプルが必要な項目
  • 写真確認で閉じられる項目
  • 影響するSKUと共通仕様
  • 古い版を使わない識別方法
  • 回答期限と次工程への影響
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SKU & PACKING

複数SKU・台紙・JANは、量産後の付帯作業ではない

イベント物販では、商品本体が完成しても、台紙差し替え、OPP封入、JAN貼付、ブラインド封入、店舗別仕分け、外箱表示が残ります。SKUが増えるほど、数量照合と箱割りの工程も増えるため、見積時から商品本体と包装を同じ工程表で管理します。

複数SKUのアクリルグッズを台紙とOPP袋にセットし、ラベルと数量を照合する包装工程
SKU別数量、台紙、袋、封入方向、外箱内訳を照合しながら包装します。
包装仕様書に入れる項目SKUコード商品画像台紙版番号袋サイズ封入方向JAN位置箱入数納品先

アクリルグッズのJANシール・台紙包装を詳しく見る →

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FREIGHT & RECEIPT

輸送日数より先に、どこまでを納期に含むか確認する

工場出荷、空港・港への搬入、日本到着、輸入通関、国内配送、倉庫受入は別の時点です。「航空○日」「船便○日」だけで比較せず、ドア・ツー・ドアか、関税・税・通関手数料を誰が負担するか、最終配送と入庫予約を含むかを確認します。

個包装済みのアクリルグッズ、カートンと梱包明細を出荷前に照合する様子
出荷前に、カートン内訳、包装状態、数量、納品先、必要書類を一緒に確認します。

見積時

候補の輸送方法、貿易条件、納品先、分納、概算重量・体積を共有。

量産前

包装とカートン仕様、箱入数、通関資料、倉庫予約条件を確定。

出荷前

完成数量、カートン明細、外箱表示、集荷日、追跡・連絡方法を照合。

受入時

外装、箱数、SKU差異、検収範囲、会場別の再仕分け期限を確認。

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DELAY DECISIONS

遅れたときは、残り日数ではなく変更できる条件を決める

工程が遅れたあとに「急いでください」だけでは、品質・費用・納期の判断ができません。動かせない日付、守る仕様、変更できる範囲を分け、次の判断を記録します。

起きたこと最初に確認選択肢の例変えない条件
入稿データの不備白版、カット、表裏、SKU差分不備SKUだけ分ける/加工を標準化権利・表示・安全に関わる内容
サンプル修正が必要量産影響と再サンプル要否共通仕様を先に承認/承認方法を分ける外観基準と承認履歴
材料・加工の待ち対象SKU、代替素材、見え方標準素材へ変更/一部SKUを分納無断代替をしない
包装工程が重い台紙、JAN、アソート、箱割り納品先を集約/包装仕様を簡素化販売表示とSKU識別
輸送リスクが上がった完成日、体積、通関、最終配送便の変更/分納/受入先の調整費用負担と責任範囲を文書化
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RFQ CHECKLIST

見積もり前に共有する情報

すべて確定していなくても相談できます。未定項目は隠さず、候補と決定予定日を併記すると、暫定工程と確定工程を分けられます。

0 / 9 項目を確認済み

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FAQ

アクリルグッズOEMの納期でよくある質問

イベントの何日前に相談すればよいですか?

一律の日数では決められません。まず倉庫受入日を固定し、輸送・通関、検品・包装、量産、承認、サンプル・修正、仕様確定の各期間と予備日を、商品・数量・SKU・加工・包装条件に合わせて逆算します。未確定項目が多いほど、早い段階で相談する意味があります。

デザインが完成していなくても工程表を作れますか?

作れます。商品タイプ、サイズ感、数量、SKU数、包装、納品先、希望受入日を共有し、未完成のデータには決定予定日を置きます。暫定工程と確定工程を分けることで、後から決めてもよい項目と先に固定すべき項目が見えます。

サンプルを省略すれば短納期になりますか?

工程が一つ減る可能性はありますが、色、白版、カット、厚み、台座、金具、包装状態などの確認機会も減ります。省略可否は商品の複雑さ、販売条件、承認ルールとリスク許容度をもとに案件ごとに判断し、確認方法を文書化してください。

複数SKUはどの工程に影響しますか?

データ差分、SKU別サンプル承認、数量配分、台紙・JAN、アソート、検品、箱割り、納品先別仕分けに影響します。共通仕様とSKU差分を分け、各SKUの承認状態を一覧で管理します。

版権監修は製造納期に含めてよいですか?

自動的には含めません。権利元の確認、社内承認、修正回答は製造側で制御できないため、担当者と回答期限を別レーンで置き、量産前承認の締切へ接続します。

航空便と船便はいつ決めますか?

見積時に候補を出し、遅くとも量産前には数量、体積、重量、費用、納品先、通関・最終配送条件を含めて確認します。量産後の変更は費用、カートン、受入日に影響する場合があります。

見積もり相談には何を送ればよいですか?

希望する倉庫受入日、商品タイプ、サイズ・厚み、数量・SKU、素材・加工、入稿データの状態、サンプル承認方法、包装、検品、納品先、分納・輸送条件を共有してください。未定項目には候補と決定予定日を添えます。

PROJECT SCHEDULE REVIEW

希望納期から、仕様・承認・量産・納品の締切を整理します

イベント名、倉庫受入希望日、商品タイプ、数量・SKU、包装、承認方法、納品先をご共有ください。未確定項目がある段階でも、先に決める項目と確認期限を整理できます。

希望納期から相談する