サンプル修正の費用は何で決まるか
固定料金として考えるのではなく、再製作が必要になる作業と確認範囲を分けて見ます。

輪郭、サイズ、手足、衣装構造を変えると型紙の再調整が必要になる場合があります。
目・口・ロゴの位置やサイズ変更では、データとテストの再確認が必要です。
材料変更は在庫、色見本、再手配、最低数量の確認につながります。
写真確認だけで判断できない項目は、現物を作り直して比較します。
キャラクター追加、金具、台紙、袋の変更は確認対象を増やします。
現物送付、返送、複数拠点の監修は費用と日程を案件別に確認します。
追加料金になりやすい変更・確認が必要な調整
無料・有料を一律に断定せず、作業開始前に確認すべき境界を見える化します。
| 変更例 | 判断の目安 | 作業前に確認すること |
|---|---|---|
| 合意済み仕様との差を直す | 見積範囲を確認 | 元仕様、差分、再確認方法 |
| 承認後に目・口・衣装デザインを変更 | 新規変更の可能性 | データ再作成、再サンプル、納期 |
| サイズ・立体構造・型紙を変更 | 大幅変更の可能性 | 型紙、材料使用量、包装寸法 |
| 生地・色・刺繍糸を変更 | 材料再手配を確認 | 在庫、色見本、テスト、送料 |
| SKU・金具・包装を追加 | 追加サンプルを確認 | SKU別数量、共通仕様、包装 |
| コメントを複数回に分けて追加 | 重複作業を確認 | コメント締切、集約責任者 |
「修正1回」を曖昧にしない4つの定義
回数よりも、誰が・いつまでに・何を1つの版へまとめるかを決めます。
社内・権利元のコメントを同じ期限までに集約します。
R0、R1、R2のようにサンプル写真と指示書を同じ番号で管理します。
必須修正、相談、変更なし、次回確認を明示します。
どこまで確認できれば次の工程へ進むかを記録します。
追加料金を防ぐ修正指示書の7項目
下のExcelテンプレートへ修正点を集約し、写真や図面のコメント番号と一致させます。

「修正指示」「案件条件」「版履歴」の3シートを収録しています。
- 案件名・SKU
- サンプル番号・版番号
- 方向・修正箇所
- 現状の問題
- 希望値・数値
- 優先度・確認方法
- 費用・納期影響と承認者
| No. | 方向・箇所 | 現状 | 希望値 | 優先度 | 次回確認 |
|---|---|---|---|---|---|
| 01 | 正面 / 両目 | 目の間隔が広い | 中心を各2mm内側へ | 必須 | 正面・45度写真 |
| 02 | 正面 / 口 | 口幅が大きい | 現状比10%縮小 | 相談 | 正面写真 |
| 03 | 全体 / 生地 | 承認済み | 変更なし | 固定 | 品番記録 |
抽象的な指示と、伝わる指示の違い
現状を消さず、矢印・数値・コメント番号で修正前後を比較できるようにします。

もう少しかわいく、目を少し内側へ
基準がなく、担当者ごとに解釈が変わりやすい指示です。
目の中心を左右各2mm内側へ移動
対象、方向、変更量、確認方法が同じコメントで追えます。
修正履歴と承認ログを残す
前回の承認済み部分が戻らないように、サンプル・指示書・回答を同じ版で管理します。

現状写真、寸法、素材、サンプル番号を記録。
対応済み・未対応・相談中をコメント番号で照合。
承認者、承認日、量産基準にする版を固定。
見積もり前に確認するチェックリスト
見積金額だけでなく、サンプル確認の条件を同じタイミングで確認します。

- サンプル費に含む作業
- 修正回数ではなく含む範囲
- 大幅変更の定義
- 再サンプルの扱い
- 材料再手配と送料
- SKU・包装サンプル
- コメント締切と窓口
- 量産承認の記録方法
よくある質問
サンプル修正は何回まで可能ですか?
一律の回数ではなく、見積もりに含む修正範囲、大幅変更の定義、再サンプルの要否を案件ごとに確認します。
どのような変更で追加費用が発生しますか?
承認後のデザイン変更、型紙・構造変更、材料の再手配、SKU追加、再サンプルや送付が必要な場合は、費用と納期への影響を作業前に確認します。
修正指示はPDF・Excel・画像のどれがよいですか?
コメント一覧はExcelまたはPDF、位置や形状は現状写真に番号・矢印・数値を入れた画像を併用すると照合しやすくなります。
追加費用が出る場合、いつ確認すべきですか?
工場が変更作業へ入る前に、変更範囲、再サンプル、材料、送料、納期への影響を確認し、承認履歴を残します。
サンプル費用は「回数」だけでなく、修正範囲と承認方法まで一緒に確認しましょう
デザイン、サイズ、数量、SKU、希望納期と、想定するサンプル確認方法をご共有ください。案件条件に合わせて確認項目を整理します。

