Sample Revision Schedule Guide
ぬいぐるみOEMのサンプル修正・納期ガイド
ぬいぐるみOEMの進行は、初回サンプルの日数だけでなく、資料確定、監修コメント、再サンプル、量産前承認、包装確認、輸送条件を希望納品日から倒算して組みます。

進行表を作る前に決める6項目
制作側の作業だけでなく、発注・監修側の確認日と承認ルートも進行表に入れます。
発売日、会期、撮影日、倉庫入庫日など、動かしにくい日を確認します。
正面・側面・背面、サイズ、色、刺繍、付属品、禁止事項をまとめます。
本体、服、金具、タグ、包装のどこまでを同時確認するか決めます。
必須修正、相談項目、量産で調整する項目を区分します。
監修窓口、最終承認者、コメント集約日を明確にします。
数量、SKU、検品、包装、箱、分納、輸送条件を量産前に確認します。
初回サンプルから量産までの倒算表
各段階の開始条件、確認資料、時間が伸びる要因、次の承認ゲートを一つの表で管理します。
| 段階 | 開始に必要な情報 | 確認する内容 | 期間が変わる要因 | 次へ進む条件 |
|---|---|---|---|---|
| 資料確定 | デザイン、サイズ、数量、SKU、用途 | 不足面、色番号、素材、付属品、包装 | 資料差し替え、SKU追加、未確定仕様 | 確認 サンプル用仕様を双方で確認 |
| 初回サンプル | 確認済み仕様と参考資料 | 形状、表情、寸法、色、縫製、付属品 | 新規型紙、複雑構造、特殊素材、複数SKU | 確認 確認用写真・寸法・サンプル番号を共有 |
| 初回確認 | サンプル写真または現物 | 必須修正、相談、承認済み項目を区分 | コメント分散、比較基準不足、承認者不在 | 確認 有効な修正指示を一本化 |
| 再サンプル | 番号付き修正表と優先度 | 変更箇所、未変更箇所、副作用を比較 | 構造変更、材料変更、追加確認 | 確認 残課題と承認項目を記録 |
| 量産前承認 | 最終サンプル、仕様表、色・包装資料 | 量産基準、許容範囲、ラベル、箱入数 | 包装や表示の追加、最終仕様変更 | 確認 承認者・承認日・版番号を固定 |
| 量産・納品 | 承認版、数量、検品、納品指示 | 量産、検品、包装、出荷、倉庫条件 | 数量、繁忙期、検品、輸送・通関 | 確認 節目ごとに進捗と変更を共有 |
オリジナル倒算図:希望納品日から資料確定まで
右端の納品条件から逆に承認期限を置き、各段階の入力資料と責任者を決めます。
倉庫・会期・輸送
承認版と検品条件
修正結果を比較
形・表情・色を確認
仕様と承認者を固定
「小さな修正」に3〜5営業日を要する理由
目や口を数ミリ変える場合も、画面上のデータ変更だけでは完了しません。物理的な作り直しを伴うため、通常は1回の修正につき3〜5営業日を目安として工程を確保します。
目・眉・口のパンチングデータをミリ単位で変更し、縫い順や糸密度も確認します。
歪み、引き攣れ、糸沈み、輪郭の見え方を工業用刺繍機で試し打ちします。
新しい顔パーツを裁断し、必要に応じて型紙を修正してサンプルを再縫製します。

輪郭や立体感が変わる修正では、紙型の曲線と縫い代を再調整します。

データ変更後は本番同等生地で実際に縫い、位置・糸調子・生地の歪みを確認します。
修正回数を減らす「数値化した赤入れ」の方法
抽象的な感想は、工場側の解釈を増やします。写真上に矢印、寸法、比率、コメント番号を直接記入し、現状と希望を同じ画面で共有してください。

「目をもう少し可愛く」「全体的にもっちり」
「目を2mm内側へ寄せ、サイズを10%大きく」「顎下の綿量を約10g減らし、輪郭をすっきり」
承認済み部分には「変更なし」と明記し、1枚の赤入れ画像へコメントを集約すると認識差を減らせます。
スケジュール通りに量産へ進むための「2回ルール」
発売日やイベント日が固定された案件では、標準計画としてサンプル修正を原則最大2回に整理することを強く推奨します。
全体形状、顔の輪郭、目・口の刺繍位置、主要色、付属パーツをまとめて確認します。
数ミリの位置、綿量、糸色、縫製の仕上げ、包装との整合を確認して量産承認へ進みます。
生地調達と特注染色による追加リードタイム
工場のストック生地(ボア、ベルボア等)から近い色を選ぶと、修正用生地を確保しやすくなります。完全オリジナル染色では、色合わせ、試染め、染色、確認に一般に約7〜10日の追加期間を見込む場合があります。
- ストック生地のカラースワッチから選択
- 生地品番と刺繍糸番を同時承認
- 光源を合わせて写真と現物を確認
- 色基準と許容差を事前に共有
- 試染めの承認日を工程表へ追加
- 素材・数量・ロット差を案件ごとに確認
修正指示を一往復で伝えやすくする4項目
曖昧な感想ではなく、位置、現状、希望、優先度を同じ番号で追います。
写真・回答・再確認を同じ番号で管理します。
現在の見え方と希望状態を並べ、基準画像を示します。
測定点、色番号、刺繍やパーツ位置を数値・図で示します。
必須修正、相談、承認済み、次回確認を分けます。
写真と資料で確認する3つの修正ポイント
同じサンプル番号と版番号を使い、表情の立体感、現物色、変更履歴を比較します。

正面だけでなく45度と側面から、頬、目、口、輪郭の立体関係を確認します。

色名ではなく、品番付きスワッチと刺繍糸の現物を同じ光源で照合します。

前回、今回、対応済み、残課題、承認済みを同じ表で追跡します。
問い合わせ前に準備する情報
完全な仕様書がなくても、基準日、デザイン、数量、確認体制を共有すると進行案を組みやすくなります。
- 発売日・会期・倉庫入庫日
- 撮影や監修の締切
- 動かせる日・動かせない日
- デザインと希望サイズ
- SKU数・数量・用途
- 素材・刺繍・付属品
- 監修窓口と最終承認者
- コメント集約方法
- 現物送付の要否
- 包装・ラベル・箱条件
- 検品希望
- 納品先・分納・輸送条件
関連ページ
サンプル進行は、見積もり資料、監修、素材、検品、量産前確認と合わせて整理します。
よくある質問
目や口の小さな修正に、なぜ3〜5営業日かかるのですか?
刺繍データをミリ単位で再編集し、本番同等生地でテストステッチを行い、新しい顔パーツを裁断・縫製して立体サンプルへ組み直すためです。通常の目安は1回3〜5営業日ですが、型紙、材料、SKU数、繁忙状況で変動します。
サンプル修正は何回までを推奨しますか?
発売日やイベント日から逆算する案件では、原則として最大2回を標準計画として推奨します。1回目で形状と刺繍位置、2回目で微調整と仕上げを確認します。3回目以降や構造変更は、費用と納期を再確認します。
修正指示はどのように書けばよいですか?
「もっと可愛く」ではなく、「目を2mm内側へ」「目を10%大きく」など、写真上の矢印、寸法、比率、コメント番号で示してください。現状と希望を並べ、承認済み項目も明記すると再修正を減らせます。
写真だけで修正確認できますか?
位置や外観は写真で確認できる場合がありますが、触感、厚み、立体感、色差、可動部などは現物確認が必要になることがあります。
特注色の生地は納期に影響しますか?
工場ストック色なら比較的早く進められます。完全オリジナル染色は、色合わせ、試染め、染色、確認のため一般に約7〜10日の追加リードタイムを見込む場合があります。素材、数量、工場状況により異なるため案件ごとに確認します。
イベント日が決まっている場合はどう進めますか?
会期や倉庫入庫日から、輸送、量産、量産前承認、再サンプル、初回確認、資料確定を逆算します。承認者と回答期限を先に決め、2回の修正枠と必要な予備日を確保します。
問い合わせ時に何を伝えればよいですか?
デザイン、サイズ、SKU数、数量、用途、包装、希望納品時期、監修体制、現物確認の要否、納品先をご共有ください。
希望納品日から承認期限を逆算し、サンプル修正の判断日を先に置くと進行を組みやすくなります
デザイン、サイズ、SKU数、数量、包装、希望時期、監修体制を共有ください。案件条件に合わせてサンプルから量産までの確認節目を整理します。
