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Inspection Standards Guide

ぬいぐるみ検品基準とNG例

ぬいぐるみOEMの検品基準は、不良を見つけるだけでなく、表情の再現性、縫製品質、安全関連条件、包装、SKU管理を一つの量産仕様として判断するために使います。

先に結論検品基準は出荷直前ではなく、サンプル承認時に決めます。外観、刺繍、縫製、金具、検針、包装表示を写真と仕様書で固定しておくと、量産時の判断ぶれと手戻りを減らしやすくなります。
外観検品縫製・刺繍金具・検針包装・JAN

仕様書を見ながらぬいぐるみの外観と左右対称性を確認する検品工程

検品で見る主なポイント

写真、承認サンプル、仕様書を組み合わせて、キャラクターの見た目と量産時の実用条件を確認します。

表情

目、眉、口、顔中央、左右バランス、刺繍位置を確認します。

縫製

ほつれ、縫い止まり、返し口、パーツ取付位置を確認します。

金具

ボールチェーン、ナスカン、丸カン、ストラップの取付と向きを見ます。

検針

金属部材の有無や取付順序に合わせて、確認条件を整理します。

包装

OPP、下げ札、JAN、ヘッダー、カートンラベルの向きと内容を確認します。

SKU管理

複数キャラクター、色違い、ランダム封入で混入を避ける導線を作ります。

現場で確認する6つの検品工程

工程写真を使って、机上の仕様書だけでは伝わりにくい確認作業を整理します。

仕様書を見ながらぬいぐるみの外観と左右対称性を確認する検品工程
外観外観検品

承認サンプル、仕様書、手元灯を使って全体の歪みと表情バランスを確認します。

白手袋で糸切りばさみを使いぬいぐるみの糸端を処理する縫製検品
縫製縫製・糸処理

糸端、ほつれ、縫い止まりを手作業で確認し、必要に応じて処理します。

金属定規でぬいぐるみの目の距離と刺繍位置を測定する表情検品
表情顔・刺繍位置

目、鼻、口の距離と左右差を承認見本の写真や寸法と照合します。

コンベア式検針機でぬいぐるみ本体を通して出荷前確認を行う工程
検針検針機検査

金属部材の有無や取付順序を整理し、案件条件に合わせて検針工程を設計します。

デジタルフォースゲージでぬいぐるみキーホルダー金具の引張強度を確認する工程
強度引っ張り強度

ボールチェーンやナスカンの取付部を、用途に応じた負荷条件で確認します。

下げ札とJANコードを確認しながら個包装ぬいぐるみを出荷箱へ入れる最終検品
最終最終包装検品

タグ、JAN、OPP袋、箱入数、SKUの混入有無を出荷前に照合します。

ぬいぐるみ検品基準とNG例

以下は量産前に共有しやすい検品表の考え方です。案件ごとに許容範囲、確認数量、包装条件を調整します。

項目確認する内容NG例進め方
表情位置目、眉、口、顔中央、左右バランスNG例 目線が大きくズレて印象が変わる承認サンプルの写真と照合し、監修ポイントを先に固定します。
刺繍糸色、線幅、ほつれ、糸処理、左右差NG例 糸浮き、糸ほつれ、線がつぶれる細線や多色部分はサンプル段階で再現範囲を決めます。
縫製縫い目、返し口、パーツ付け根、綿詰めNG例 縫い目開き、穴、中綿の露出外観と触感の確認点を仕様書に入れます。
金具ボールチェーン、ナスカン、丸カン、ストラップNG例 開閉不良、向き違い、隙間残り金具種類、取付位置、包装内での保護方法を確認します。
検針出荷前の確認条件、金属部材との扱いNG例 金具付きと未装着品が混在してルールが曖昧本体検針、金具取付、記録方法を分けて決めます。
包装OPP、下げ札、JAN、ヘッダー、カートンNG例 JANラベル位置違い、SKU混入、数量違い包装仕様書とカートンラベルを出荷前に照合します。

写真で判断しやすい代表的なNG例

実際の検品資料では、NG例を言葉だけでなく写真で残すと、監修者・工場・検品担当の判断が揃いやすくなります。

ぬいぐるみの目の位置が大きくずれて左右非対称になった表情NG例
NG例表情位置のNG

片方の目が高く外側へ傾くと、同じキャラクターでも表情が別物に見えます。

刺繍の糸浮きとほつれが出たぬいぐるみ表情パーツのNG例
NG例刺繍のNG

糸浮きやほつれは接写で確認し、表情の線がつぶれていないかを見ます。

ぬいぐるみの縫い目が裂けて白い中綿が見えている縫製NG例
NG例縫製のNG

返し口や付け根の縫い目開きは、出荷前に保留して範囲確認します。

ナスカンのバネが壊れて閉まらず隙間が空いた金具NG例
NG例金具のNG

ナスカンのゲートが閉じない状態は、バッグチャーム用途で脱落につながります。

検針前のぬいぐるみに金属ボールチェーン付きと未装着品が混在した管理NG例
NG例検針ルールのNG

検針前に金属部材が混在すると、反応原因と記録が追えなくなります。

OPP袋のJANコードラベルが斜めに貼られ顔を覆っている包装NG例
NG例JANラベルのNG

JANラベルが斜めに貼られたり顔を覆ったりすると、店頭品質と読み取りに影響します。

NG例は、すべての案件で同じ合否にするためのものではありません。承認サンプル、販売先、対象年齢、包装仕様に合わせて、判断基準を事前に決めるための参考です。

包装・下げ札・店頭販売前の確認

ぬいぐるみマスコットは本体だけでなく、JAN、下げ札、個包装、陳列方法まで一つの販売仕様として確認します。

ヘッダー付きOPP袋、窓付き箱、ブラインドボックスのぬいぐるみ包装比較
包装仕様

ヘッダー付きOPP袋、窓付き箱、ブラインドボックスなど、販売方法に合う仕様を選びます。

表示確認

JAN、注意表示、原産国、ライセンス表示などを、下げ札や台紙のどこへ置くか確認します。

出荷前の見え方

店頭フック、棚置き、箱入れ時の向きまで確認して、納品後の手直しを減らします。

白手袋でぬいぐるみを透明OPP袋に入れる清潔な梱包作業
個包装OPP袋入れ

個包装前の向き、袋のしわ、金具やタグの収まり方を確認します。

ぬいぐるみ下げ札のJANコードと注意表示を確認する包装表示検品
表示下げ札・JAN

JAN、注意表示、原産国、ライセンス表示など、販売前に必要な表示を確認します。

店頭フックに吊り下げられたヘッダー付きぬいぐるみマスコットの陳列例
陳列店頭陳列確認

店頭フック、ヘッダー穴、パッケージの見え方まで販売前に確認します。

寸法公差・刺繍位置・包装表示の判定をそろえる

量産検品では、見た目の印象だけでなく、測定点、刺繍位置、縫製、金具、包装表示を同じ判定表で確認します。数値は商品サイズ、素材、販売国、顧客基準によって調整します。

判定項目量産前に決める基準検品時の確認方法保留・再確認になりやすい例
寸法公差全高、幅、厚み、座高などの測定点と許容範囲。承認サンプル、寸法図、測定写真を同じ姿勢で照合します。測る位置が担当者で違う、中綿量で高さが変わる。
刺繍位置目、眉、口、輪郭線、糸色、線幅、左右差の判断基準。正面写真、斜め写真、刺繍データを承認版と比較します。目線や眉位置が変わり、キャラクターの印象が変わる。
縫製・中綿縫い目、返し口、パーツ付け根、綿詰め量、毛足方向。外観、触感、軽い引張、裏側の縫い止まりを確認します。縫い目開き、糸端残り、中綿の偏り、毛流れ違い。
金具取付ナスカン、ボールチェーン、丸カン、ストラップの種類と向き。取付位置、開閉、隙間、引張状態、包装内での擦れを確認します。金具向き違い、丸カン隙間、包装内で本体に傷が付く。
包装・SKUOPP、台紙、JAN、注意表示、封入比率、カートンラベル。SKU表、包装見本、箱入数、ラベル版を出荷前に照合します。JAN位置ずれ、旧版ラベル使用、SKU混入、箱外表示不一致。
この表は一律保証ではなく、案件ごとの合意基準をそろえるための確認枠です。販売国、対象年齢、金具有無、検針条件がある場合は、別途確認項目として固定します。

AQL基準と安全性の考え方

AQLは単純な不良率の保証ではなく、ロットから抜取検査を行う際の受入判定に使う品質水準です。検査水準、サンプル数、合否判定数をロットと顧客条件に合わせて決めます。

欠点区分設定例代表例判断時の注意
Critical原則ゼロ受入、または顧客基準金属異物、法規・安全上の重大な不適合MajorのAQL 2.5に含めず、別の判定ルールを固定します。
MajorAQL 2.5を目安に検討印象が変わる表情ズレ、縫い目開き、金具取付不良販売・使用に影響する欠点として、承認見本と照合します。
MinorAQL 4.0を目安に検討軽微な糸端、外観へ与える影響が小さい仕上げ差許容範囲を写真と仕様書で共有し、主観差を減らします。
AQL数値、検査水準、全数確認の対象、検針条件は案件ごとの合意事項です。詳しい工程設計はぬいぐるみ検針ガイドもご確認ください。

QC工程図:検品・出荷までの標準フロー

サンプル承認から量産中確認、完成品、包装、記録、出荷まで、担当と判定基準を段階ごとに分けます。

量産前に共有したい検品資料

問い合わせ時に下記を共有すると、見積もりとサンプル確認が進めやすくなります。

デザイン・承認基準

正面、背面、側面のデザイン、表情の重要ポイント、NGにしたい例。

仕様・部材

サイズ、素材、刺繍、プリント、金具、タグ、縫い付け位置。

SKU・包装

SKU表、色違い、封入比率、OPP、台紙、JAN、ヘッダー。

出荷条件

納品先、分納、DDPの要否、イベント日、検品写真の希望。

表示条件

JAN、注意表記、対象年齢、販売国、店舗やECのラベル条件。

検査条件

AQL、全数確認の有無、検針、引張、第三者検査の希望。

関連ページ

検品基準は、見積もり資料、MOQ、量産設計、包装条件と合わせて整理すると判断しやすくなります。

よくある質問

ぬいぐるみの検品基準はいつ決めますか?

サンプル確認時に、表情、サイズ、縫製、金具、タグ、包装の基準を決めておくと量産時の判断がしやすくなります。出荷前に初めて決めると、修正範囲が広がりやすくなります。

表情ズレはどこまでNGになりますか?

キャラクターの印象が変わる目、眉、口の位置ズレは重点確認します。許容範囲はデザイン、サイズ、刺繍線の太さで変わるため、承認サンプルを基準に判断します。

金具付きぬいぐるみは何を確認しますか?

ボールチェーン、ナスカン、ストラップ、丸カンの取付位置、向き、開閉、引っ張り時の状態、包装内での擦れを確認します。

検針はすべての案件で同じですか?

案件の用途、販売先、金具や磁性部品の有無で確認方法が変わります。必要な条件は見積もり前に共有してください。

包装NGはどんな例がありますか?

OPP破れ、台紙向き違い、JANシール位置違い、SKU混入、カートンラベル不一致、数量違いなどです。販売チャネルに合わせた包装仕様書を先に作ると確認しやすくなります。

問い合わせ前にどんな資料が必要ですか?

デザイン画像、希望サイズ、数量、SKU表、金具、包装、JANや表示条件、検品で特に重視したい点を共有ください。NGにしたい例があれば画像や注記で示すと判断が早くなります。

検品基準は、見積もり前にNG例まで共有すると進めやすくなります

表情、縫製、金具、検針、包装の確認ポイントを整理して、サンプル確認と量産前チェックに反映します。